紅葉の秋 彫刻作業

今日の彫刻工房内の風景

秋になり朝晩めっきり冷え込みましたね。皆様お元気でしょうか?僕はすごく元気です。来年は、マスターズ陸上の全国大会短距離に出場を目論んでいます。さて最近彫刻の方は、観音様、舞獅子頭、仏閣等の修理。舞獅子頭、神棚の前座しの新規ご注文などがありました。特に大きな昇り龍、降り龍、のご注文が有りました。長さ2メートル60、幅60センチ厚さ40センチ、欅材で1年半以上掛けて腕を振るうつもりです。此れこそ龍だと言える彫刻にしたいと思います。昨今、図面描きに没頭して居ります。また時々経過報告をブログに載せたいと思って居りますので、皆さん見てくださると、ありがたく思います。                               北川 毅

 

 

 

観世音菩薩修復

こんにちは。今回は、観世音菩薩2体の修理依頼がありました。上記のお姿のお名前が判りません、何方か御存知のお方がいらっしゃいましたら、教えて下さい。

先ず、一面六臂のお姿で立像です。持ち物は右手第ニ手に宝珠を持っています。其れ以外に持ち物が紛失しております。ただ右手第一手は指の甲を軽く右頬に当てて、思惟のポーズをとっていらっしゃいます。左手第一手は、すっと下向きに伸ばしていらっしゃいます。私の考えでは、観世音菩薩は、おおまかに七観音と思いますが、どの観音様に入るか迷っています。如意輪観音像かと思いますが、如意輪観音像は立像が少ないので?困っています。何方か教えて下さい!

さて上記添付写真は組み立てた写真です、

お客様が依頼された時点での上記の写真です。いろいろ修理の所が有りましたが一番の難所は蓮弁が蓮肉からすべて剥がれ落ちていました、どうにか組み立てることが出来ました。

家紋

今日は秋らしい天気!お元気ですか?久しぶりに家紋(軸付け上がり藤)の注文が有りました。家紋は、非常に数と種類が多く、お客さんも、普通の上がり藤と思っていらしゃったが、花びら一枚少ないだけ、他はいっしょ、上の写真は荒彫り、欅材です。上記は仕上がりです。8寸丸に厚さ1寸です額縁に挿入して仕上がりです 。次回は観音菩薩様の修復作業です

北川

今年の作品 松に鷹

今年一番心込めた彫刻欄間 【松に鷹】彫刻はほとんど出来上がり、今後は縁の加工に

入ります。楠木材は、広葉樹なので、変形し易い為、乾燥させてから加工します。

縁の加工時、彫刻が傷まないように、繋ぎが沢山付けてあります。

乾燥には、自然乾燥が一番良いです。ある程度、余裕を持って溝を付け乾燥し易くしました。

2~3ヶ月乾燥後加工予定。額縁には、神代杉を使用。今回の作業は木材選び、癖の無い丸太を購入。常に同じ場所に置かない、空気の当りを、前後左右均等な時間にする。直射日光、風を当てない、高温(真夏)時はエアコンを使い28度以下に抑える、図案は空間とでない所の差を少なくする等、最初から最後まで理想とする工程を忠実に実行しました。後2~3ヶ月で結果が出ようとしています。最後の心配事です。上手く反らないように、祈ります。最善を尽くして良く成るか成らないか、祈るしか無い!これからもどんな製品でも、良いとされる工程を必ず実行する覺悟です。

北川毅

日本三大不動尊

平成21年制作「不動明王」  北川 毅 刀

涼しくなり、過ごしやすくなりました。近辺の離島では近隣諸国と揉めていますね。先日日本三大不動尊の一つ、上杉謙信公の念持仏【米子瀧山不動尊】を拝観させて頂きました。大変、古くて素晴らしい木像【不動明王立像】【大日如来坐像】【十一面観音像】【仁王像】等、等身大以上十数点が有り、鎌倉時代の天才(運慶、快慶)の作でしょう。残念ながら、写真を撮って来るのを忘れました。次回撮影の許しを受けて、載せましょう。素晴らしい!!僕もそんな作品を創りたい。ご住職さんも真田幸村公の子孫であられるとの事、なんとも有り難い。空海の様に、中国と交流し、この不穏な世の中が、平和になることを、祈らずにはいられません。    平成24年9月25日    北川

 

暦は秋になりました。

平成24年も秋になりました。今年は大変猛暑でしたね!皆さんお元気でしょうか?

僕は外出せずエアコンのきいた工房で彫刻に励んでいました。近年にない力の入った彫刻欄間【松に鷹】の彫刻に励んでいました、彫刻工程の4分の3位は出来たでしょうか!彫刻とは見る人の感覚で良く見えたり悪く見えたりしますね。鷹の足を彫っている途中で荒彫でとてもおもしろい形が現れる時が有ります。此れは予定していない形!印象に魅力が有ると!そのままにしておりましたが!見慣れると飽きが来ますね、又全体が大まかになります。現代はそんな彫刻が多いかも?やはりリアル(印象派)が良い、僕は古い人種かな??7月に知り合いの家族さんが、熊谷うちわ祭りに山車を見学に行かれたそうで、写真を沢山撮ってこられました、荒川区の係りの人に事情を話したら山車の外側からは見えない内側の所まで見せて下さりとても感謝しておりました。有難うございました

 

残暑お見舞い申し上げます

 

今年は暑かったですね!春より欄間「松に鷹」の彫刻に専念しております。

途中いろいろな問い合わせなど有りその度に、図書館、美術館等で勉強して

居ります、今までの勉強すべて記憶していれば大したものだが、十分の一も

残っていないでしょうね。描いたり、彫ったりしで身体で覚えれば、パーセントが上

るでしょうね。描いただけではパーセントが低いから!だとすると1日15時間

350日間体感しておれば随分身体に染み込むでしょうね、それに賛成!

現在の休日設定ならば休日のほとんどを体感した方がいいですね。

先月、熊谷の山車彫刻に感謝状頂きました。有難うございました。

旧盆休みは12日から15日まで墓参りの為休みます。

 

平成24年8月10日               北川

獅子舞

夏祭りが最高潮を迎え、去る21日宮坂町にお祭りに招かれ気分の良い一日を過ごしました!獅子舞が2匹、御輿が二基、奴行列と豪華な出し物、御神酒を頂きながら見学させて頂きました。獅子舞の舞は素晴らしく頭の表情を演出されました。獅子舞が地を這う姿、神に挨拶に行く頭の上空を仰いでの祈りみたいな動作、少年連に依る獅子捕り(棒振り)等相まって、地と空間を舞廻るすごみの有る舞でした。舞の為に神社前の敷地は舗装せずにすべて砂を深さ20センチ位に盛ってありました。競技に怪我のないように町の配慮でしょう。各町には各種多様な舞が受け継がれています。私共は獅子を作るだけの任務から、これからは、伝統文化の継承に力を入れなくては!と感じました。

平成24年7月26日     北川

 

欄間の荒彫

今年も後半に入りました、北川です。今年の彫刻の柱は、模様が充分彫れる、幅2700ミリも有り、厚さも100ミリとある欄間が随分進行しました。松に鷹です。表の荒彫りは、おおよそ出来上がり、次は裏の荒彫りにかかります。荒彫りが出来たら仕上げに入ります。鷹の感じはどうでしょうか?皆さん意見を聞かせて下さい。松葉は仕上げで二枚に割ります。其の作業が仕上げの主力で長時間掛かります。今年はこの欄間に集中して居ります。私の流儀は一般の人が説明をしなくても良いと思っていただけるような彫刻です。私は考え方が古いのか、後れているかも知れないですが、抽象的な絵画や彫刻は苦手です。展覧会に行くと説明されるけどイマイチ判らない。印象派のはよく解かるし、気持ちが良い。絵画では狩野派、彫刻は平櫛田中先生が気に入り尊敬しています。では皆さん暑さに充分気を付けて下さいませ。

 

 

 

熊谷荒川区山車竣工

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は、もう一年の半分が過ぎようとしていますね!早すぎます!上半期の成果は?長期間取り組んで来た熊谷の山車を浅野太鼓さんが荒川区で6月17日頃に組み立てられ見事に完成、お披露目されました、7月21日前後のうちわ祭りにその勇姿が市内をねり廻ります、荒川区の皆さん始め関係者の皆さんの賑やかなお祭りが目に浮かびます。どうか雨が降りませんように!都合のつく皆さん熊谷に足を運んで見て下さいませ。

当方ここ2年間程は山車の彫刻五十数点を頑張って来ました。浅野の専務さん又荒川区の皆様にご意見をお聞きしたり教えられたりしてどうにか完成することが出来ました。有難うございました。今後も宜しくご指導ご鞭撻のほど御願いいたします。

北川 毅