今年の作品 松に鷹

今年一番心込めた彫刻欄間 【松に鷹】彫刻はほとんど出来上がり、今後は縁の加工に

入ります。楠木材は、広葉樹なので、変形し易い為、乾燥させてから加工します。

縁の加工時、彫刻が傷まないように、繋ぎが沢山付けてあります。

乾燥には、自然乾燥が一番良いです。ある程度、余裕を持って溝を付け乾燥し易くしました。

2~3ヶ月乾燥後加工予定。額縁には、神代杉を使用。今回の作業は木材選び、癖の無い丸太を購入。常に同じ場所に置かない、空気の当りを、前後左右均等な時間にする。直射日光、風を当てない、高温(真夏)時はエアコンを使い28度以下に抑える、図案は空間とでない所の差を少なくする等、最初から最後まで理想とする工程を忠実に実行しました。後2~3ヶ月で結果が出ようとしています。最後の心配事です。上手く反らないように、祈ります。最善を尽くして良く成るか成らないか、祈るしか無い!これからもどんな製品でも、良いとされる工程を必ず実行する覺悟です。

北川毅