欄間の荒彫

今年も後半に入りました、北川です。今年の彫刻の柱は、模様が充分彫れる、幅2700ミリも有り、厚さも100ミリとある欄間が随分進行しました。松に鷹です。表の荒彫りは、おおよそ出来上がり、次は裏の荒彫りにかかります。荒彫りが出来たら仕上げに入ります。鷹の感じはどうでしょうか?皆さん意見を聞かせて下さい。松葉は仕上げで二枚に割ります。其の作業が仕上げの主力で長時間掛かります。今年はこの欄間に集中して居ります。私の流儀は一般の人が説明をしなくても良いと思っていただけるような彫刻です。私は考え方が古いのか、後れているかも知れないですが、抽象的な絵画や彫刻は苦手です。展覧会に行くと説明されるけどイマイチ判らない。印象派のはよく解かるし、気持ちが良い。絵画では狩野派、彫刻は平櫛田中先生が気に入り尊敬しています。では皆さん暑さに充分気を付けて下さいませ。